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「テユベスクの歌」の3D背景がすげえええ

なんぞこのクオリティww 【ニコニコ動画】【自主制作アニメ】テユベスクの歌・第3話 しかも街の遠景ショットが blender作 ときたらしい。 こんな質感どうやって出せばよいのやら……ライティング半端ねぇ……。 ただストーリーというか、プロットは色々と甘いですね。 この三話が事実上一話みたいなんですが、どう見ても前半と後半は逆の順の方が良い。 モノローグとか、キャラクターの背景事情とかは、どしょっぱつで見せられても困るんですよね。興味もない物を説明されてもたるい。最初は絶対何らかのエピソードから入らないと。で、その後に背景事情と心境を説明。順序が逆すぎる。てゆーか、一話二話といい、今回の前半部分といい、エピソードがなさ過ぎる。 なんでもいいんで、落ちがある小エピソードをこまめに繰り返しながら、こういうモノローグは語らないときついですなぁ。ワンシーン毎に落ち必要だって。もったいないなぁ、画は半端なく綺麗なのに。

ティム・バートン版アリス 映画の方の感想

前回原作の話ばっかりしたので、映画の方を。 アリス二次創作品としては、ストーリーはある意味もっともスタンダートでベタな話。 ジャバウォッキーとハートの女王をラスボスに設定して、大人になりかけたアリスが不思議の国に戻ってきて、大冒険して、一回り成長した結果、大人になると言うよりは逞しい少女性を取り戻して、現実世界へ帰るそんな感じ。 逆に言えば、アリス派生二次創作ものの王道をとことんいったな、という感じがしました。 ティム・バートンの割に尖った部分があまりなく、するすると通り抜けていくような、当たり障りない展開ではあるんですが、映像美は流石の一言ですし、ティム・バートン節のデザインにアリスの世界はとてもよく合う。ってまぁ、これはもう観る前から分かっていたことではありましたが。 で、ジョニーデップの帽子屋ですが、感覚としてはシザー・ハンズが一番近い感じで、ちょっと可哀想でそれゆえ愛おしい感じ。頭なでなでして、ぎゅっしてあげたくなる子。 ちくしょう、帽子屋可愛いよ帽子屋。へんてこだけど。 いつかまた、アリスに会えると良いね。 ところで原作では白の勢力の伝令をしていましたが、映画版で赤の女王に言ったことが本当なら、ちゃんと白の女王にも帽子作っていたみたいですね(大半の時間はお茶会してただろうが)。 ちゃんと帽子作ってる帽子屋を見る機会は意外と少ないよな。原作の時点で伝令とか、お前職業何なんだよ、って感じですしw 世界観全体で、「そういえば!!」と思ったのは「犬」の存在でしたね。 てかティム・バートンってホント犬好きだよね。だから、原作にはない犬の出番が増えるのは、まぁ後から考えれば当たり前だったんだけど、観る前は予想してなかったんだ。 だって、アリスの世界において、犬ってちょっと特殊な存在だから。 犬だけは、マッドではない、「まとも」の象徴みたいな所あるんだよね、原作アリスだと。チェシャ猫も犬はまともだと言っていたし、原作の不思議の国に登場した動物の中でも唯一喋らずじゃれてくるだけで、犬は普通のただの犬だった。 でもティム・バートン版では、喋る動物の仲間入りして、しかも大活躍している。 あと、バンダスナッチも犬っぽかったよね。その上味方になっちゃう。バンダスナッチが味方になる展開ってのも珍しいよな。 逆に猫のダイナは出演しなかったなぁ、まぁ寿命的に流石にもう死んでるか。でもダ

ティム・バートンの不思議の国のアリスを観てきました。

で、映画の感想と言うよりは、アリスという作品への感想になるんですが……。 何なんだろうな……あの、マッドハッターとチェシャ猫という存在の、アリス界でのぶっちぎりの、人々を惹きつける魅力は。 例えばジャバウォッキーが、アリス派生作品で活躍しがちなのは、分かるんですよ。 アリス・イン・ナイトメアでも、ドラマ版の鏡の国のアリスでも、そしてティムバートンのアリスでもそうだったんですが、大体ボスポジション。 それもそのはず、あいつは原作の世界で出てくる唯一にして完全無欠の怪物なキャラです。おまけに原作ではなんの出番もないぶん、かえってどんな風にでも扱うことが出来て、さらにバンダスナッチとジュブジュブ鳥いう、雑魚敵まで引き連れてくれています。アリスに物理的な大冒険させるにはもってこいのキャラです。もともとアリスの原作が夢落ちで、主人公が特に何かを乗り越えたり、成長したりしないまま、物語終了してしまいますので、派生作品を作るとなると、成長要因となるボスを独自に用意しなければならなくなる事が多く、このボスに白羽の矢が当たるのが、おおむねハートの女王かジャバウォッキーになわけです。コイツは分かるんですよ。 マッドハッターとチェシャ猫はそうじゃない。アリスの世界では最も基本的な、「アリスの話を聞かないまま、好き勝手かつ意味不明なことを、アリスに向かって喋り倒してくる」というキャラクター。ていうかアリスの登場キャラは大体みんなそう。代わりになれる奴はいくらでもいそうな気がします。 にも関わらず、この2キャラは大体派生作品ではおいしいポジションに収まっているんですよね。 歪アリと悪夢アリでは、チェシャ猫がアリスの心の友みたいなポジションですし、ハトアリと今回のアリスではマッドハッターがアリスにとって特別な存在だったりします。あと、アリス物じゃないですけど、天使禁漁区でぶっちぎりにキャラが立っていたのも、同キャラを元ネタにしたマッドハッターさんでしたしね。(由貴香織里って、絵と短編におけるどんでん返しは無茶苦茶上手いんだけど、長編でのキャラの立て方は下手な印象があるんですよね。その中で唯一成功したキャラに見えるのがマッドハッター) どうも奴らには、二次創作ではメインに扱いたくなるほど、人を惹きつける魅力があるみたいです。 なによりかくいう私も、こいつらはぶっちぎりで大好きです。 ……このうち